いか焼きは、上下一対の鉄板に小麦粉、イカ、卵、天カスを落とし、挟み込んで焼く単純な食べ物です。
単純な食べものである「いか焼き」を作るには小麦粉の選定、水の選定、イカの選定、卵の選定、天カスの選定、ソースの選定等、選定が非常に大切です。
これはどの料理にも共通することですが、やはり「こだわり」が必要です。
まず、焼き手(職人)は一年(春夏秋冬)の気候によって、火加減を自在に操らなければなりません。もっと細かく言うと、日の天候にも気を配る必要があるのです。
雨の日と晴れの日では、火加減を変えます。これは湿度によって変わってきます。
このような加減はマニュアル化する事は難しく、職人の勘というべき、『技』なのです。
また、鉄板もそれぞれ癖があり、鉄板でいか焼きを挟み込む祭の圧縮度合いも職人の勘によるところが大きいのです。
小麦粉は、プライベートブランド(当社オリジナルとしてメーカーが作ってもらう小麦粉です)に、メーカーが販売している粉を加え、計2種類の粉を私どもでブレンドしてベースとなる粉を作ります。他に無い私共だけの小麦粉を使用しております。
この小麦粉と、職人の技でいか焼き独特の『モチモチ感』が出せるのです。
イカは、冷凍いか焼きとして作りますので、イカの身と耳の部分を使用しています。焼きたてのいか焼きをメインとするのであれば、イカの味が良く出るゲソ(足の部分)を使用しますが、冷凍いか焼きの場合、お客様が調理(レンジ又は湯煎)した時、ゲソを使用するとイカが硬くなるため、身と耳の部分だけを使います。
卵は上下一対の鉄板に対して、一枚ずつ焼く為、卵が大きすぎると挟み込んだ時に、卵が鉄板の外にこぼれてしまいます。私共ではこぼれだしを防ぐために小さな卵を使用します。
大きな卵を使用しますと、粉を控えて鉄板に落としますので、いか焼き特有のモチモチ感が少なくなり、卵の比率が大きくなるため卵焼きに近くなってしまいます。
だから、私共は、いか焼き特有のモチモチ感を重視して、卵を小さめにしているのです。
水は、三重県の鈴鹿山脈から湧き出る天然地下水を使用しています。
他の水と天然水を比較して焼いたとき、天然水のほうが冷凍いか焼きに適していたので、現在の天然地下水を使用しています。
少しでもおいしい「いか焼き」を食べて頂くために、私共の努力に終わりはありません。
天カスは小粒を使用しています。市販されている天カスだと大粒な為、お客様がいか焼きを召し上がる際、天カスが歯に「ガリ」とう食感を与えます。その食感を防ぐために小粒を使用しています。
ソースは、小麦粉と同様にプライベートブランドを使用しています。
これはメーカーと共同で2ヶ月かけて完成したものです。
ソースはいか焼きの旨さを決める小麦粉とともに大切なものです。「いか焼きは小麦粉とソースで決まる」といっても過言ではありません。その店の顔なのです。
関西は甘めのソースが主流ですが、私共のソースは『甘酸っぱい』『パンチの効いた』という表現が適切なオリジナルソースです。









